私たちの仕事は
現代社会の課題に深く関わり、
その解決に貢献しています。
技術部
1級建築士
プレストレストコンクリート技士
16年目となった現在は、技術部で研究開発や設計・工事の支援をしています。設計や書類作成の仕事では本社でパソコンと向き合う一方、実験などでは工場に赴いて大がかりな試験機を扱います。より耐久性の高いものを、より短い工期で、より安く実現するための技術の提供が私たちの役割。土木の橋梁やグラウンドアンカー、港湾構造物など、多岐にわたる業務に携わる技術部では、部門を超えて全体を横断できる貴重な機会が数多くあります。そのため、仕事を通して専門知識だけでなく、広範囲な知識と経験、洞察力が得られます。材料から設計・施工、維持管理までを具体的にイメージしながら進められることには、大きなやりがいがありますね。そんな仕事の上で大切になるのは、技術の知識を深めるのはもちろん、応用力ではないでしょうか。何事にも好奇心を持ち、業務に活かせるかどうかを常に考えることにしています。
技術部では、今までにないものを新たに創造することに意義を感じます。例えば、橋梁のラーメン構造は、橋脚と桁が一体化しているので支承がなく、維持管理の面で優れていますが、橋脚があまりに低い環境には適していません。この問題の解決策は、施工中と完成後の状態で構造形式を変化させる後ラーメン化と呼ばれる工法。そこで、弊社が開発したSCストランドを、施工例の少ないその工法に活用したことがあります。使い方は一般的なPC鋼材と異なっていましたが、グラウンドアンカーの管理方法など、他分野の技術を応用することで対応できました。こうした仕事は、決して一人でできるものではありませんし、現場では想定外の状況による苦労もあります。ですから、間違いや見落としがないよう、上司の厳しいチェックを経て無事に終わったときにはホッとひと安堵しますね。
一つの構造物には、数多くの企業が関わっています。興味を持った分野の企業を、どんどん掘り下げて調べてみることをお勧めします。その中から、自身の興味、可能性、相性などを総合的に判断し、ここぞと言う企業があれば、どんどん飛び込んでみてください。「百聞は一見に如かず」です。もしも就活がうまくいかないと感じたとしても、逆境にこそ、多くのチャンスが訪れるもの。自分にしかできないことを生かして、オンリーワンになることを目指してみてはいかがでしょうか。黒沢建設は,そんなあなたを応援する風土があります。
新しい業務に携わるたびに、新たな発見があります。その喜びが尽きることはありませんが、今後は知識、知見をいっそう広げ、より深めていきたいと思っています。目指しているのは、お客様や周囲から何かを求められる前に気づき、新しい技術を提供できるような人になることですね。黒沢建設の高い技術は、現代の労働人口の減少や構造物の老朽化などの問題に非常にマッチしています。自分たちの技術が、人手不足の解消や構造物の長寿命化などにより、社会問題の解決の一助として貢献していると実感する毎日です。
8:15出社
メールのチェックや今日の作業内容の再確認をします。
9:00計画書の作成
実験の目的、方法などを計画書としてまとめています。他の人にも実験の内容が理解できるように心がけています。
13:00実験
計画中の実験と併せて、他の実験の実施や作業の指示を行います。計画書通りに進んでいるかも確認しています。
16:00報告書の作成
実験のデータをもとに、どのような結果が得られているか確認しながらまとめています。
18:00退社
作業の締切りに問題がないか、今日のノルマを確認後、帰宅の準備をします。